日本は豊かな国だと言われていますが生活が苦しいと感じる『貧困世帯』は子育て世帯にも広がっています。
子どもの貧困、女性の貧困は社会的にも注目されているのですが、貧困状態であったとしても、どこにも相談することもなく、1人で頑張ってしまうケースが多いんですよね。
マザー・テレサは『この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。誰からも自分は必要とされていないと感じることです。』と言う言葉を残しています。
マザー・テレサのこの言葉は「役に立たない自分」を指すだけではなく「1人で生きる孤独」を指していると言われています。
日本人は「他人に迷惑をかけてはいけない」「自分のことは自分でする」と言う事を重要視する風潮がありますが、これは美徳とばかりは言えないのではないかと筆者は考えています。
今回は生活が苦しいとお悩みの方にオススメの漫画をご紹介しますね。
陽のあたる家~生活保護に支えられて~
試し読み出来ます
『陽のあたる家~生活保護に支えられて~』は漫画雑誌『フォアミセス』に連載されていた作品です。
サブタイトルに「生活保護に支えられて」とある通り、生活保護を受給した家族のドラマがテーマになっています。
アマゾンのレビューを読んでいると、賛否両論のようです。
「共感出来る」と言う人もいれば、「正直、疑問に思う」と言う人もいます。
『陽のあたる家~生活保護に支えられて~』をオススメしたい理由
しかしこの作品の中では
- 生活保護を受けていなかった普通の家族が生活保護を受けるようになった経緯
- 貧困受給者の悩み
…など、生活保護についてリアルに描かれています。
「これから生活保護の申請を考えている方」や「現在生活保護を受給して暮らしいる方」は共感出来るのかと思います。
これはあくまでも漫画ですが、ファンタジー漫画ではありません。
実際に起こっているからこそ、こういった作品が生まれてくるのだと思います。
描かれている事が事実かどうか?
作品の中では生活保護を申請した際に受けた役所の「水際作戦」やPTAでの吊し上げされるエピソードなどが描かれています。
『陽のあたる家~生活保護に支えられて~』に描かれている状況はすべて「事実」なのでしょうか?
結論から申し上げると「事実でもあり、事実でないとも言える」って感じです。
生活保護の対応は地方自治体によって随分違うのです。
無責任な話ですが「運」が左右すると言っても良いかと思います。
実際に生活保護を受給された方からお話を聞くと「役所の人は意外と親切でした」と言う方もいれば「あの漫画に描かれている人達は恵まれている。現実はもっと残酷だ」と言う方もおられます。
まとめ
『陽のあたる家~生活保護に支えられて~』は新品で購入すると756円もかかってしまいます。
レンタルコミックアプリや漫画喫茶で利用する事も出来ますし、ブックオフ等の古書店で探してみても良いかと思います。
「漫画を買うくらいなら、食料買うわ!」と言う気持ちは良く分かるので「買って読んでください」と言いません。
心の隅にでもとめておいていただいて、何かの機会があれば目を通して戴きたい思います。
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