『貧困体験談』では貧困を体験された方から寄せられた声をご紹介します。
貧困体験を寄せてくだった方のプライバシー保護のため、一部フェイクを入れている事をご了承ください。
貧困状態になってしまうと、つい「自分だけが辛い」って思っちゃうんですよね。
実際に頑張っている「誰か」の体験談を読むことで「自分だけじゃない」「私も頑張ろう」と思ってもらえる事を願って止みません。
寒さに負けない貧乏人の越冬法。
流石に3月になったら暖かくなってきたな。仕事に出るのも楽になってきた気がするな。
俺も若い頃は暑くても、寒くても平気だったんだけどね。40歳過ぎた頃から寒いの苦手になったな。お兄さんなんて若いから、あんまり寒いとか思わないでしょ? 防寒よりも見た目気にしたりするタイプなんじゃないの? それ、今だけだからね~。
中高年になったら、そんな事言ってらんないよ。あれは、何なんだろうな。若い頃って、温かい物食べたり、風呂入ったりしたら、すぐに汗かいたんだけどな。
今は汗かくどころか、温まった感じがしないんだよね。
ボロアパートは寒さが沁みるよ
俺が住んでるのは昔懐かしいボロアパート。今でも探せばけっこうあるよ。畳はガサガサだし、隙間風は入り放題だし、ゴキブリは出るしで最悪の環境。
でも住むところあるだけマシだよな。この歳になってホームレスとかキツイし。
なんだかんだ言っても家があるって強みだよ。最悪、生活保護申請してもいい訳だし。ホームレスになると生活保護受けるのも難しいらしいね。テレビのニュースで、そう言う話を見たことあるよ。
さてと。越冬方法だったよね。
まぁ、越冬って言っても野生動物じゃないんだし、家あるから大したことないよ。
きっと。その辺にいる節約主婦もやってんじゃないかな。そうそう、窓にプチプラ貼るとか。もちろん、俺もやってる。俺の場合、養生テープでの隙間全部塞いじゃってるけどな。
もうね~。隙間風が半端ないからね。何もしなかったら、風で室内干ししてる洗濯物が揺れるレベル。そんなとこ住めないでし
とにかく隙間は塞ぐに限る
ボロアパートで冬を過ごすには「隙間を塞ぐ」って事が重要。換気は悪くなるけど、それは気にしない。
春になったら窓開けるけど、それまでは多少の見栄えの悪さは目をつむる訳よ。まず窓の隙間は養生テープ貼り付ける。それから窓にプチプラ貼る。もう、これだけでも全然違う。
ダンボール最強伝説
隙間を塞いだら出来る限り壁をダンボールで覆う。
ダンボールはどっかから拾ってくる。最近はダンボールを調達するのが難しい時代になってきたらか全部の壁をダンボールで覆うのは無理だね。ま…出来る限りって事で。
あと、畳めくって新聞紙敷く。
畳の下ってね。意外と隙間空いてるんだよね。2階以上のアパートだと、下に誰か住んでたら大丈夫だけど、1階だったり下に人が住んでいない場合は畳の隙間から寒さが上がってくるからね。
日本の家ってのは、風通し良く作ってあるんだ。畳の下の隙間は畳がカビないようにある程度隙間が必要なんだ。だけど、その隙間って寒い時はいただけないよな。
よく知ってるだろ? 俺、親父が大工だったから、ガキの頃からそんな話しばっかり聞かされて育ったからね。
次は部屋ん中にダンボールでちっちゃい家作る。
で、その中に布団敷いて寝る。だって、考えてもみろよ? ホームレスの人達は外にダンボールで家作ってその中で寝起きしてるんだぜ。家の中に作れば暖かく過ごせるのは当たり前だろ?
あ。そうそう。ダンボールハウス作る時は、テレビの場所考えて出入り口作った方がいいな。布団敷いて寝っ転がった時、出入り口頭にしたら寝っ転がった状態でテレビが見られるだろ?
暖房器具は使わない
家中にダンボールを入れちまうと暖房は使えないんだよ。
って言うか、これは暖房使わない前提なんだよな。
家中ダンボールで覆うって言ったけど、台所だけは除外だからな。危ねぇもん。
要するにだな。家の中にダンボールで空気の層を作ってるんだよ。
ただ、それだけの事だ。それでも寒い時は湯たんぽは使ってるぜ。台所で湯を沸かして持ち込むんだよ。これが案外、温かくて優れもモノなんだよ。おかげで、俺、暖房費はほとんど使ってないよ。そもそも暖房器具無いしな。
実のところ俺みたいな貧乏人には冬よりも夏の方が厳しいよ。エアコンなんか買う金ねぇし。エアコンあったところで電気代払えねぇし。
実のところ夏の方がヤバイ
地球温暖化とかで年々暑くなってるし。昨年は現場で一緒だったじいさんが、熱中症で死んだんだけど、俺も他人事じゃねぇわ。
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