人は時として思わぬ形で貧困に陥ってしまう事があります。
失業、病気、離婚等、理由は人それぞれかと思いますがお金がなくて身動きが取れなくなくて「お金を借りたい」と思う事もあるかと思います。
「お金を借りる」となると銀行や消費者金融を思い浮かべる方が多いかと思いますが、ちょっと待ってください。
ここでは超低金利でお金を借りる事が出来る「総合支援資金」についてご説明します。
総合支援資金って何なの?
総合支援資金とは厚生労働省が定めた「総合支援資金貸付」という制度によって借りる事が出来るお金です。
連帯保証人が立てられる人は無利子で、そうでない場合も年1.5%の利子で借りる事が出来ます。消費者金融だと4.5%~18%の利子が相場ですから、どれくらい低金利か分かるかと思います。
お金を借りる事の出来る人
総合支援資金貸付は誰でも利用する事が出来る訳ではありません。
ですが低所得者なら利用出来る可能性がありますから、チャレンジしてみる価値はあります!
・低所得者世帯(市町村民税非課税程度(前年に所得があったために課税世帯であっても、現に非課税世帯程度の収入しかないと認められる場合を含む))であって、収入の減少や失業等により生活に困窮していること
・公的な書類等で本人確認が可能であること
・現に住居を有していること、または住宅支援給付の申請を行い住居の確保が確実に見込まれること
・実施主体及び関係機関から、継続的な支援を受けることに同意していること
・実施主体が貸付及び支援を行うことにより、自立した生活を営むことが可能となり、償還(返済)が見込めること
・他の公的給付または公的な貸付を受けることができず、生活費を賄うことができないこと
・本人及び世帯に属する方が暴力団員でないこと
どんな理由なら借りる事が出来るの?
生活支援費
(二人以上)月20万円以内
(単身) 月15万円以内
住宅入居費
40万円以内
一時生活再建費
日常生活費で賄うことが困難であるもの
60万円以内
ここで注目して戴きたいのが「一時生活再建費」てす。
据置期間・返済期間
では借りたお金はどのくらいのペースで返済したら良いのでしょうか?
返済期間 経過後20年以内。
ハローワークと連携した事業です
「総合支援資金貸付」と言う事業は「生活を立て直すための支援」です。
無職で申し込む場合は、ハローワークで求職手続きと職業相談を受ける必要があります。
もちろん、現在働いておられる方の場合、ハローワークでの手続きはは不要です。
どこに申し込んだらいいの?
まずはお住まいの地域の社会福祉協議会に連絡してみてください。全国の社会福祉協議会の連絡先は『全国社会福祉協議会』のHPに掲載されています。まずは電話で「総合支援資金を申込たいのですが、どうしたらよいですか?」と聞いてみてください
https://www.shakyo.or.jp/network/kenshakyo/index.html
必要な書類
申込については社会福祉協議会からも説明があるかとは思いますが、申込用紙以外にも様々な書類が必要なので記載しておきます。
(1) 総合支援資金の「借入申込書」
(2) 「健康保険証」の写し及び「住民票の写し」
(3) 世帯の状況が明らかになる書類
(4) 連帯保証人の資力が明らかになる書類
(5) 求職活動等の自立に向けた取り組みについての計画書
(6) 借入申込者が、他の公的給付制度または公的貸付制度を利用している場合または申請している場合は、その状況がわかる資料(ハローワークが発行する「住宅支援給付・総合支援資金貸付連絡票」の写しまたは「求職申込み・雇用施策利用状況確認票」の写しなど)
(7) 借入申込者の個人情報を、総合支援資金の貸付に必要な範囲において関係機関に提供することについて記載されている同意書
(8) 住宅入居費の借り入れを申し込む場合は、上記に加えて次の書類
(a)入居する住宅の不動産賃貸契約書の写し
(b)不動産業者の発行する「入居予定住宅に関する状況通知書」の写し
(c)自治体の発行する「住宅支援給付支給対象者証明書」の写し
(9) 総合支援資金の「借用書」
(10)その他、社会福祉協議会が必要とする書類
まとめ
総合支援資金の場合、国からお金を借りるのですから安心して借りる事が出来るかと思います。
消費者金融等を利用する前に是非、検討してみてくださいね。
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