月給16万円。手取りはいくら？使えるお金はどれくらい？貧困家庭の実情。

現在、日本ではシングルマザー世帯の半数以上が貧困状態にあると言われています。

ポイント

WEB上の意見を読んでいると「シングルマザー世帯が貧困とか…母親が怠けてるだけだろ？」とか「金づかい荒いからなんじゃないの？」と言うような事を口にする人も少なくありません。

だけど、それって本当なのでしょうか？

ココに注意

つい先日、筆者地元（大阪府）のハローワークで女性向けの求人をチェックしたところ月給は諸手当込の16万円でした。

今回は月給額からら分かる月々に使えるお金の具体的な金額についてお届けします。

月給16万円の手取り金額

先日、目にした求人の内容はこんな感じでした。

月給　16万円

賞与あり
→賞与は業績次第ですから「出る」とは限りません。

休日シフト制（4週8休)
→繁忙期になるとシフトが守られないなんてよくある話

年間休日103日
→こんなに休めたらいいですね。

交通費　上限あり
→全額支給じゃないところがポイントです。

雇用労災健康厚生あり

この求人を見てどう思われますか？　「まあ、こんなもんじゃない？」と感じた方もおられるかと思いますが、実際に支給される金額とは随分隔たりがあります。

相談ママ

手取りとなると色々引かれちゃいますよね

応援ママ

16万円がそのまま手元に入る訳じゃないからね

さて。求人票の粗探しをしていても話が始まりません。まずは月給16万円が支給された時の「手取り額」を計算します。

月給16万円の内訳（2018年現在）

住民税は市町村単位で計算式が違うので記載していません

いかがでしょうか？　この差引金額134356円から、さらに住民税が引かれます。

ココに注意

実際の手取り額は12万円～13万円と言うことになります。

奨学金を借りている方の場合、ここからさらに何万円が引かれます。

ポイント

ポイント

若い女性の場合、生活が苦しくてもギリギリまで工夫してお洒落にしている方が多いせいか、一見すると「生活に困っているようには見えない人」が少なくありません。

もしかすると「どうした私だけがこんなに苦しい生活をしているんだろう……」と感じておられる人も多いかと思うのですが、意外にも「自分だけ」ではないのです。

ポイント

「若い女性が貧困なんて、要するに怠けてるだけだろ？」とか「金づかい荒いからなんじゃないの？」とか言う意見は、まったく的外れなものです。真面目に働いているにも関わらず、苦しい生活をしているシングルマザー世帯は少なくありません。

若い女性の貧困は「私だけ」でもなければ「私が悪いから」でもありません。ご自身を責めることのないよう、心穏やかに暮らして戴きたいと思います。

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