映画やテレビ、小説の世界では「借金が返せなくなったから夜逃げした」なんて設定がありますよね。
借金がどうしても返せなくなった時は、夜逃げしちゃえば良いのでしょうか?
「そう言えば借金にも時効があるって聞いたし……」なんて考えてしまった方もおられるかと思います。
夜逃げは成功するのか?
結論から先に書きます。
夜逃げをして借金をチャラにするのは不可能ではありません。
しかし当たり前のことですが、夜逃げをするには相当の覚悟が必要です。
具体的に言うと「ホームレスになる覚悟」と言うことです。
家族がおられる方、あるいはお子さんがおられる方の場合は、ほぼ不可能ではないでしょうか? そして女性にはとてもオススメ出来ません。
借金の時効について
ですから「5年逃げ切れたらいいんじゃないかな?」と思ってしまいがちですが、時効は単に期間が経過しても時効の手続きをしない限り成立しなません。
また、お金を貸してくれた業者がその気になれば借金の時効は合計15年間延長する事が出来ます。
参考に!
逃げ切れるかどうか……
夜逃げして困ること
- 新しい住居を見つける事が難しい
- 家族や親戚、それまで関わったすべての人に迷惑をかける
- 住民票を作れない
- 保険証が使えない(病院に行けない)
- 正社員として就職出来ない
- 携帯・スマホの機種変更や新しい契約ができない
- 「見つかるかも知れない」と言う恐怖は永遠に続
夜逃げをする場合、住民票を移してしまうと足がつくので、住民票はそのまま放にして、自分達だけで逃げることになるかと思います。
住民票が無いと、お子さんがいる方は転校する事が出来ません。
自治体にっては、事情を説明すれば受けていれくれる事もあるようですが、最悪学校に通えない可能性があります。
はじめに「相当の覚悟が必要です」と書きましたが、家族がおられる場合…特に小さいお子さんがいる場合は借金が理由での夜逃げは不可能としか言えません。
家族を捨てて自分1人で逃げるのであれば可能性があるかも知れませんが、なかなかそこまで吹っ切る事の出来る人は少ないのではないでょうか?
夜逃げのプロを謳っている業者さんもありますが
夜逃げのプロを謳っている業者さんもありますが、どちらかと言うとDVやストーカー、いじめ等の人間関係の理由から夜逃げを決意される方を引き受けておられる印象を受けます。
夜逃げ専門業者
それに借金苦で夜逃げをする場合「夜逃げのプロにお願いする費用は、どこから捻出するの?」って話です。
夜逃げのプロにお願いする場合、それ相応の費用が必要になってきます。
特に借金が原因の夜逃げの場合、アフターフォローまでキッチリしてもらうとなると、ある程度まとまった費用は覚悟してください。
債務整理をオススメします
一般論になってしまいますが、夜逃げをするくらいなら債務整理をオススメします。
債務整理の形は人によって変わってきますが、自己破産のように「全てのお金を整理して1から出直す」と言う方法もあれば、自宅を残しつつ返済プランを考える方法もあります。
債務整理も決して簡単ではありませんが夜逃げのように不確実なものではありませんから考えてみてはいかがでしょうか?
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