このページをご覧になっている方の中には、複数社から借金をしていたり、闇金に手を出してしまって取り立てに悩んでいる方もおられるかと思います。
しかし返さない限り、延々と脅し続けられてしまう……こんな悪いループにハマってしまった時は、ぜひそこから抜け出す努力をしてみてください。
違法行為は警察へ!
「私が返せないから悪いんだし……」と卑屈になる必要ありません。「それはそれ、これはこれ」なのです。業者がお金を貸した側だとしても「何をしてもいい」と言うわけではありません。
警察を家に呼ぶ場合
・警察に出向いて被害届を出す。
では、警察を呼ぶ場合はどんなタイミングが良いのでしょうか?
警察が来ると闇金業者はいったん撤退します。
もちろん、取り立てが終わる訳ではありませんから、気持ちかせ落ち着いてから借金の対処法を考えてください。
警察に行くには証拠が必要です
警察に行くと決めたなら。ぜひ証拠を集めてください。まずは取り立て業者が「いつ来たか」「何を言ったか」「取り立てに来た業者の服装や特殊」などはメモしておいてください。
また、督促状や、自宅周辺に貼られた嫌がらせのビラ、着信記録なども立派な証拠になりますし、ICレコーダーやスマホの録音機能を使って、実際に取り立てに来た時のやりとりも録音しておくとこれも証拠になります。
違法行為を把握しておく
警察に届け出を出す場合、闇金業者の行為が「違法である」事が必要です。そうでなければ警察は動く事が出来ないのです。「行為が違法であった場合」は躊躇うことなく警察を頼ってください。
1 正当な理由(債務者と連絡が取れないケース等)がないのに、午後9時~午前8時の時間帯に債務者に電話をかけたり、ファックスを送ったり、自宅を訪問してはらない。
要するに深夜や早朝に取りてしちゃ駄目って事です。ただし、債務者が逃げまわっている場合は適応されません。
2 正当な理由(債務者と連絡が取れないケース等)がないのに、債務者の勤務先やその他 自宅以外の所へ電話をかけたり、ファックスを送信したり、訪問してはならない。
これは債務者の以外の人間に迷惑をかける事を禁止したものです。また他人に借金をバラす事を禁じる意味も含まれます。
3 自宅に取り立てに来た場合、債務者から退去するよう言われたら退去しなければならない。
「帰れ」と言われれば帰らなきゃいけないって事です。居座るのはルール違反。
4 張り紙や立て看板やその他の方法で債務者の借入れに関する事実や私生活に関する事実を債務者以外に明らかにすること
昔の映画なんかには「借金返せ」なんてビラを扉に貼り付けたりする場面がありますが現在は禁止されています。
5 債務者に対して、債務者以外の者からの借入れ等の方法で返済資金を調達するように要求してはらない。
「他所から借りてきて返せ」なんて事を言っちゃ駄目って事です。
6 債務者以外の者に対して、債務者に代わって返済するよう要求してはならない。
借金の返済は家族だからといって本人以外の人間が払う必要はありまらん。「代わりに払ってくださいよ」というのは違反なんです。
7 債務者が債務の整理を弁護士等に依頼した通知をうけたにもかかわらず、債務者に対して返済を要求すること。
債務整理が始まったら業者は返済を要求出来なくなります。
警察に被害届を出す場合
基本的に警察は「民事不介入」ですから、事件でなければ動く事が出来ません。
そして、これは筆者の個人的な印象で恐縮ですが「もじもじしている人には冷たい」傾向にあります。
また、被害届を出した時は担当者の名前や連絡先を控えておいてください。
もし、届け出を出してから再度相談に行かなければならない時担当者が誰だったのかがわかるとスムーズに話をすすめる事が出来るからです。
警察はその場しのぎ
警察は違法行為を取り締まる事は出来ますが、いくら警察が闇金業者を取り締まっても借金が無くなる訳ではないので根本的な解決にはつながりません。警察はあくまでも時間を稼ぎ的な「つなぎ」だと思っていてください。
費用が用意できなくても弁護士さんに相談することは可能です。
別記事で詳しくご説明していますから、是非、参考になさってください。
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