突然ですが「質屋でお金を貸してくれる」ってご存知でしたか?
「どうしても急にお金が欲しい」となった時、最近は消費者金融の利用を考える方が多いかと思います。しかし昔は同じシチュエーションだと「質屋に行く」となるのが定番でした。
昔の映画やドラマには、生活が苦しくなった奥さんが周囲をキョロキョロ見渡しながら、質屋の暖簾をくぐる……なんてシーンがありましたが、消費者金融の出現により1970年代にはほとんどの質屋が廃業しました。

おばあちゃんと観てた時代劇に
質屋が出てきていたような

すっかり数が減っちゃったみたいね
現役の質屋もあるんです!
しかし、現在も営業している質屋もあるんです。
個人経営の店舗だけでなく、全国展開している大手の質屋も存在します。『大黒屋』『オフプライスショップ』『高山質店』などが有名です。昔の質屋の雰囲気は一掃されて「ブランド品の買い取り」を前に出しているところが多い印象です。(ただし質屋の場合は借りたお金と利子を払えば品物は手元に戻ってきます)
ですが消費者金融ではなく「あえて質屋」を利用するメリットってあるのでしょうか? 質屋と消費者金融のメリットとデメリットを紹介します。


それ相応の理由があるのよ
そもそも『質屋』って何なの?
また、設定された期間に返済出来なければ「質」として預けた物は、借りたお金の返済に充てられてしまいます。これを質流れと言います。
借りたお金が返済出来ないけれど、預けた品物を流したくない場合は利息だけ払って質流れを待ってもらう方法もあります。

借金にならないのは嬉しいですね

質屋と消費者金融大きな違い
「お金を借りる」と言う意味では、質屋と消費者金融は似ているのですが、質屋と消費者金融は大きな違いが4つほどあります。
その1 担保の有無
その2 取り立ての有無
その3 ブラックリストへの影響
その4 金利の違い
質屋メリットとデメリット
メリット
・質流れになれば借金は無くなり、督促や取立が無い


デメリット
・質流れする場合売ったほうが高いこともある


長引くと大変なことになるわね
状況に合わせた使い分けを!
返済の予定が立てられるなら消費者金融。とにかくお金が欲しいけど返済のアテが無いと言う場合は質屋と考えると分かりやすいかと思います。
ですが質屋に入れる物があって「質流れ」を前提に考えるのなら質屋でお金を借りるのではなく、その物を売ってしまった方がお得な場合があるので、上手に利用してくださいね。